幹細胞とは、役割がすでに決まっている体細胞とは異なり、身体の中の様々な細胞(臓器、血液、神経など)を作る素となり、何度も分裂を繰り返して増殖し、分化する能力を維持している特殊な細胞です。
現在、再生医療の分野で活発に研究されており、将来は腎臓や肝臓、心筋などの臓器の再生が期待されています。
特に「さい帯血」には、多種の細胞に分化する可能性をもった若々しい幹細胞が多く含まれている、と注目されています。
へその緒(さい帯)や胎盤に含まれる血液を「さい帯血」と呼びます。
赤ちゃんがお腹にいる間、酸素や栄養補給のために重要な役割を果たしていますが、お産と同時にその役目を終え,出産後は捨てられてきていました。
ところが、その「さい帯血」が実はすごい可能性を秘めているとして注目されきているのです。
造血幹細胞の移植が必要な病気(※こちらを参照)にかかってしまった場合、みずからのさい帯血を使用すれば、白血球の型は100%適合します。しかも免疫学的な拒否反応もありません。
血縁関係にある人にも高い確率で適合する可能性があります。
特に、兄弟姉妹間では4分の1という高い確率で適合します。
骨髄バンクでは、ドナーとのコーディネートが必要なため、移植実施までにはかなりの時間を要します。これに対し、さい帯血はすでに凍結されてあり、コーディネートの必要がないため、移植までの時間を短縮することが出来ます。
公的な“さい帯血バンク”にさい帯血を提供する場合、条件が細かく、その条件に当てはまらないと保存してもらうことは出来ません。民間最大手の“さい帯血バンク”「ステムセル研究所」では、希望されるすべてのお母さん(※一部適用外あり)がさい帯血を保存することが出来ます。
公的バンクに保存されるさい帯血は、その時々に必要な「第三者」に提供され、みずからの治療のためにさい帯血が必要になったとしても、一旦寄付してしまったものを自分のために利用することは出来ません。
その点、民間のバンクでは、採取したさい帯血を「ご本人と家族のため」に長期間保存出来るので、いざ、というときは速やかに利用することが可能です。
ご契約された後でも出産前までキャンセルが可能です。(キャンセル料は一切かかりません。)
また、多卵性の方や以前ステムセル研究所にてさい帯血保存されたことのある方には、割引特典もあります。