「胎児コミュニケーション」とは、胎教をもっと広い意味で捉え、
妊娠期からの「親子のきずな」を重要視したものです。
一緒に音楽をきいたり、話しかけたり、妊娠中から積極的に赤ちゃんと触れ合い、
深く、濃く、固い「きずな」を育みましょう!
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音楽は、赤ちゃんの脳の発達に最適。特に、情緒をつかさどる右脳を活性化させます。赤ちゃんはもちろん、お母さん自身が気持ちよく過ごすためにも、お気に入りの音楽を揃えておきましょう。
「1/fゆらぎ」とは、メトロノームの音とラジオの雑音の中間にあたり、規則正しさ と不規則さが調和している状態のこと。そよ風や小川の流れ、人の体もこのリズムで 動いています。クラシック音楽などにもこのリズムがあり、聴くと気持ちが落ち着く のはこのためです。
育てにくいのは、上手くコミュニケーションがとれないから。つまり、赤ちゃんのことが理解できないストレスが、育児を難しくするのです。「泣く子は育つ」と言いますが、これはまったく根拠のないもの。赤ちゃんだって、ストレスを感じるのです。
仮に、「頭のいい子を産みたい」という英才教育のつもりで胎教したらどうなるでしょうか。休む間もなく音楽を聴かせたり、英語を話しかけたり、本を読んであげたりしたら、お腹の赤ちゃんだってうんざりします。「胎教しなくては」という強い思いが、お母さんと赤ちゃんのストレスになることもあるのです。
モーツァルトやベートーベンだけが、胎教音楽ではありません。お母さんが好きなら、ポップスでもニューミュージックでも大丈夫。でも、お腹の赤ちゃんにはできるだけ幅広いジャンルの音楽に親しませてあげることも大切です。
多くの人に親しまれているポピュラーなものを中心に。なかでも、弦楽器や管楽器を中心とするものがおすすめです。弦楽器は人間の感情のデリケートさを伝え、管楽器は力強さを伝えることが期待できます。
童謡は、赤ちゃんが最も理解しやすい音楽の一つ。曲目は、幼児向けのCDの中から、お母さんが聴いて気持ちよく感じる、音のすがすがしいものを選びましょう。
ポップス、ロックなどの中にも胎教に適した曲はあります。ポピュラーはメロディがきれいで、親しみやすい雰囲気のものを。ロックも静かでメロディの豊かな曲なら使えます。
赤ちゃんに聴かせてあげたい曲、赤ちゃんの好きそうな曲を選んで、テープやCDに収録。いま自分が好きな曲を聴かせたいのであれば、それでもOKです。ただ、同じジャンルの曲を延々と聴かせ続けると、お腹の赤ちゃんは退屈して眠ってしまうとか。日本語以外の楽しい曲や歌も一緒に聴かせてあげると、胎教にもなり良いでしょう。
録音・編集は、曲によって音が大きくなったり小さくなったりしがち。全曲を通じて、同じボリュームでまとめたいものです。一般的に、ポピュラー、童謡などは大きな音量で録音されているので、録音するときに少しボリュームを下げるようにしましょう。
●胎教のふしぎ ●すてきな音楽を聴こう! ●楽しくおしゃべりしよう!
●キックゲームで遊ぼう!
●積極的に外へでかけよう!
●一緒にお勉強しよう! ●パパが協力できること